About us

2019年6月、政府は「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」を発表しました。それは、世界へのメッセージとして「Beyond Limits. Unlock Our Potential」を掲げ、今までの殻を打ち破り、潜在力を開放するという、日本政府のスタートアップ支援の本気度が現れた結果です。

その拠点は、東京、名古屋、関西、福岡がグローバル拠点都市として選抜されており、札幌、仙台、広島、北九州も推進都市として力を入れています。

しかし、『今までの殻を打ち破り、潜在力を開放する』という点においては、「筑波研究学園都市」を有するつくばへの期待は計り知れません。150の研究機関、20,000人の研究者、8,000人の博士号取得者が集まるつくばには、未来社会を大きく支えるディープテックが多数存在しています。

そのディープテックの事業化を進めるために、茨城県知事とつくば市長を共同会長として、2020年2月「つくばスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム」を設立しました。理事には産総研、NIMS、農研機構、筑波大学を迎え、現在は、地域金融、支援機関、VC、メガバンク、証券会社、監査法人など多数の機関がつくばへ参画しています。このことからも、つくばへの期待は大きいものと感じられます。

今回、Tsukuba Startup Week 2021と題して、12月15日~19日にかけて、つくばが持つ強みと強化すべき部分などをディスカッションし、またつくばの起業家やスタートアップのポテンシャルを感じながら、ぜひ、つくばのスタートアップシーンへjoinしていただき、共に未来社会を創造していきたいと願っています。




Programs

Program 1

Tsukuba Creative Camp Advanced 2021


令和2年度の大学発ベンチャー数で東大、京大、阪大に次ぐ「筑波大学」。これまでサイバーダインやピクシーダストテクノロジーズに代表されるJ-Startup選定企業に加え、先月に東証マザーズに上場したフォトシンスなど、今、筑波大学発ベンチャーの勢いは止まりません。

その筑波大学で本気で起業を目指す学生の事業プランを、筑波大アルムナイの企業経営者や起業経験者による個別指導でブラッシュアップし、筑波大学発ベンチャーの設立を支援している大学授業科目「Tsukuba Creative Camp Advanced(TCCA)」が、経営者や投資家の前で事業プランを披露します。

Program 2

TSUKUBA Innovation Matching vol.1
-NIMS発ベンチャーの技術-


国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)は、人類の発展や生活を支えることに欠かせない様々な「物質」や、金属及びセラミックスに代表される「材料」に関する研究を専門的に行う公的研究機関です。「明日を創る材料研究」をテーマに、未来を拓く物質・材料の研究に日々取り組むほか、研究シーズの事業化による技術移転として、これまで16件の認定ベンチャーを輩出しています。「使われてこその材料」の考えに基づく社会貢献に向け、今回、つくば市及び株式会社つくば研究支援センターと共同でマッチングプログラムを開催します。







Program 3

第84回 AIST・筑波大・TCIベンチャー
技術発表会(マッチング会)


DAY1のNIMSマッチングイベントに引き続き、こちらは通算84回目となるマッチングイベントです。今回のテーマは「SDGs(目標3)すべての人に健康と福祉を」の目標達成に貢献するつくば発ベンチャーの技術です。児童虐待対策、国内外の方へ平等な医療環境、教育機関における健康情報システム、健康・疾患リスクの可視化技術、働く人のトータルケアシステムを紹介します。

Program 4

Tsukuba Startup Night 2021


2019年7月、600名以上の方々が参加し、熱狂の中ディープテックが牽引するきたるべき未来を感じた「Tsukuba Startup Night 2019」。あれから2年半…さらにパワーアップして帰ってきます。筑波研究学園都市として約150の研究機関と20,000の研究者を有し、140か国10,000人以上の外国人が生活する多様性があい、AIST、NIMS、NARO、JAXA、筑波大学といった研究教育機関発の「ディープテック」を持ったスタートアップが集結するつくば市のスタートアップ・エコシステム。今回は、東京虎ノ門CIC Tokyoにおいて気軽な交流の機会も交えながら、地域内外のオピニオンリーダー、イノベーター、そして全ての皆さんとともにこれからのつくばとディープテックが導く未来社会について対話を深めます。つくばならではのスタートアップ・エコシステムを東京で体感する機会です。ぜひ、ご参加ください。







Program 5

TSUKUBA STARTUP TOUR


DAY3では技術系ベンチャーのインキュベーション施設である「つくば研究支援センター」や「つくばスタートアップパーク」、さらには産業技術の幅広い分野における様々な技術開発を総合的に行っている日本最大級の研究機関「産総研」でつくばのスタートアップ環境の一端に触れていただきます。前2日間のつくばのポテンシャルを現地で感じていただき、つくばでのスタートアップの第一歩になれば幸いです。

Program 6

TSUKUBA CONNÉCT #31


米国スタートアップゲノム社が調査する「グローバル・スタートアップ・エコシステム・リポート」で、2021年、東京は第9位(前年15位)に飛躍した。資金調達のしやすさや人材の豊富さで高評価を得ている一方、ネットワークの充実度「コネクテッドネス」では、1点/10点という結果であった。研究シーズや人材が豊富なつくばにおいても、このコネクテッドネスは課題の一つである。

茨城県は2020年夏から、ベンチャーカフェ・東京と一緒に「TSUKUBA CONNÉCT」を毎月第一、第三金曜日に開催し、つくば地域内外のネットワーキング強化に取り組んでいる。今回は、我が国の数少ないユニコーン企業である「メルカリ社」共同創業者の小泉氏(現鹿島アントラーズFC社長)を招いて、つくばのスタートアップのピッチプログラムを開催し、今後の成長へのアドバイスをいただきながら、スタートアップと支援機関などとのコネクトの場を提供する。







Program 7

筑波大学次世代アントレプレナー育成事業
「EDGE-NEXT」最終発表会


次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT:Exploration and Development of Global Entrepreneurship for NEXT generation)は、これまで大学で取り組んできたアントレプレナー教育で得られた成果や課題を踏まえて、大学等の研究開発成果を基にした起業や新事業創出に挑戦する人材の育成、関係者・関係機関によるベンチャー・エコシステムの構築を目的としたものです。

筑波大学のEDGE-NEXTの特徴としては、筑波大学だけでなく、産総研、NIMS、農研機構、JAXAなどの国立研究開発法人や民間研究機関などからも参加し、横断的なチーム構成をしている点です。

専門家によるメンタリングやチーム演習等を経て、今回、参加チームによるビジネスプラン発表会を開催します。つくばスタートアップ・エコシステムの土台となるこの起業家育成プログラムの成果を、ぜひご覧ください。

次世代アントレプレナー育成事業についてはこちら;
https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/entrepreneurship/edgenext/

最終発表会のシーズ一覧はこちら;
https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/edge2021_09/







Program 8

シン・アイアイモールを考える。
つくばで生まれた企業はどこに行くのか。


筑波大学や、産総研、NIMS、農研機構、JAXAなど研究機関から多くのスタートアップが生まれている研究学年都市つくば。彼らスタートアップは社会課題の解決を使命とし、つくばのみならず、日本のため、世界のために日々、成長をし続けています。

しかし、そうであるが故、東京や海外など、つくば市から巣立っていく者は少なくありません。世界のために羽ばたいていく姿は、頼もしくも見えます。一方で、こうしたスタートアップが時代を超えて持続的に出てくる土壌(エコシステム)を作っていくためには、大きく成長した先輩たちが身近に、つくばにいるということが欠かせません。スタートアップが集積することで、様々な化学反応が起こり、その効果は、VUCA時代にあるまちづくりにおいても、迅速に変化に対応できることが期待されます。

今回は、新たに「働く場」へとリニューアル工事中である「つくばセンタービル」内を舞台に、スタートアップとまち(つくば)がともに成長していくために、今、社会や行政に求められるものは何かについて、筑波大発ベンチャーを代表する2者とともに考えます。